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介護のちから|日々の介護の豆知識

『動かす』『気づく』『伝える』─介護士だからできる褥瘡ケア

更新日:2025.8.21


褥瘡(じょくそう)、いわゆる「床ずれ」は、高齢者介護の現場でよく耳にする言葉です。
しかし、「なぜ褥瘡ができるのか」「自分には何ができるのか」といった課題を感じている介護初心者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、褥瘡の基本的なことと、介護士として毎日のケアで実践できる予防のポイントをわかりやすくお伝えします。
これからの介護のお仕事に、ぜひ役立てていただけたら嬉しいです。

褥瘡が高齢者にできやすいのはなぜ?

褥瘡が高齢者に多くできてしまうのは、年を重ねることで皮膚が薄く弱くなり、筋肉や脂肪も減って骨のあたる部分に圧力が集中しやすくなるためです。
さらに、寝たきりや車椅子の生活で同じ姿勢が長く続くこと、食事や水分が不足しがちで皮膚の修復力が落ちることも大きな原因です。
加えて、糖尿病などの病気や薬の影響で血流が悪くなっている方も褥瘡ができやすい状態になっています。

介護の現場で褥瘡予防が難しい理由

褥瘡は一度できると治るまでに時間がかかるとされています。
感染や痛みもあり、利用者さんの生活の質を大きく下げてしまうことも。
だからこそ、できるだけ作らないようにする「予防」がとても大切です。
でも実際の介護現場では、

  • 忙しくて十分に体位変換や観察ができないことがある
  • 褥瘡の予防やケアについての知識がまだ十分でない場合がある
  • 誰がいつ何をするかの役割分担がはっきりしていないことがある

という課題も多く、理想のケアを続けるのは簡単ではありません。
そんな中で、介護士ができることは「気づく」「伝える」「動かす」というシンプルな3つのポイントを毎日のケアに取り入れることです。

介護士ができる!褥瘡予防の3つのポイント

1. 気づく:皮膚の小さな変化を見逃さない

褥瘡は皮膚の赤みやかゆみなど、小さなサインから始まります。
特に骨が当たりやすいお尻の仙骨やかかと、肘などは注意が必要です。
入浴や着替えの時に、「赤くなっていないかな?」「皮膚がふやけていないかな?」と丁寧に見てあげる習慣をつけましょう。

2. 伝える:気づいたことはすぐに共有

「ちょっと赤いかも?」と思ったら、遠慮せず看護師さんや介護チームに伝えましょう。
いつ、どこが、どんな様子だったかを簡単に伝えるだけで、早めに対応してもらいやすくなります。
小さな気づきが大きな予防につながるのです。

3. 動かす:体位をこまめに変えて圧を分散する

褥瘡を防ぐ一番の方法は、同じ姿勢を続けないことです。
一般的な目安は2時間おきの体位変換と言われています。
一人では難しい時は、2人で介助したり、電動介助リフトを使ったりしましょう。
また、体圧分散マットやポジショニングクッションを利用することで、骨のあたる部分の圧力をやわらげられます。
さらに、滑り止めシートを使うと安全に体位を調整しやすくなります。
こうした福祉用具を活用しながら、無理なく利用者さんの体を動かしてあげることが大切です。

介護士にしかできない褥瘡予防

褥瘡は皮膚の傷ですが、その背景には生活や体調、支援体制のさまざまな要素があります。
そして、その変化に気づき、チームに伝え、実際に動かして支援できるのは、介護士だからこそできることです。
「気づく」「伝える」「動かす」の3つを日々のケアに取り入れることで、褥瘡予防に大きく貢献できます。
なお、褥瘡が実際にできてしまった場合の処置は、医師や看護師などの医療従事者の役割となります。
だからこそ、介護士が早い段階で変化に気づき、適切に連携することがとても大切です。
まずは、利用者さんの肌に触れて、よく観察することから始めてみましょう。
あなたの「気づき」が、大切な命を守る第一歩になります。

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