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「薬=ごほうび」に変える工夫:病院で始める投薬サポート

更新日:2025.7.30


投薬は“楽しい”体験に変えられる

錠剤・カプセルが苦手な動物でも、投薬補助おやつを使えば「食べる=ごほうび」という成功体験を積ませながら治療を継続できます。診察室でまず楽しく薬を口にする体験を作り、帰宅後も同じ手順を再現してもらう――これが投薬ストレスを減らす最短ルートです。

無理な投薬がもたらす悪循環

口をこじ開ける強制投薬は動物に恐怖を植え付け、次回以降の診察拒否や咬傷事故を招きがちです。
一方、嗜好性の高い補助食品で薬味をマスキングすると、繰り返すうちに、「薬=おいしいもの」と認識し、自分から食べるようになることもあります。
薬っぽいにおいを消す工夫は、動物の警戒心を和らげるだけでなく、飼い主の負担も減らすポイントになります。
愛玩動物看護師が手本を示し、飼い主が真似する形にすると、病院と家庭で一貫した学習が可能になり、治療のドロップアウトを防ぎます。

診察室で“成功体験”をつくる

診察室内で、投薬補助おやつを少量試せる時間を設けることで、動物にとっての「投薬=楽しい体験」を演出できます。
愛玩動物看護師が「薬を包む→摂取→ほめる」の流れを実演し、飼い主が自宅で再現できるよう動画撮影を許可する方法も効果的です。

投薬補助おやつ以外の投薬の方法として、錠剤の場合は、投薬補助シリンジで経口投与する方法、粉薬の場合は、少量の水で溶かしてシリンジで与える方法や、空カプセルに薬を入れて投薬する方法もあります。
動物の性格や薬の剤型に合わせた柔軟な提案がポイントです。

こうしたさまざまな投薬方法の中から、飼い主が「これならできそう」と思えるような工夫を伝えることで、家庭での投薬のハードルを下げることができます。

“病院での成功体験”を家庭でも継続してもらえるよう、飼い主が使いやすい投薬補助製品を無理なく取り入れられる環境づくりも重要です。
投薬補助製品を動物病院の受付などで実際に手に取って確認できるようにすることで、サイズ感や柔らかさなどを事前に把握でき、飼い主も安心して選びやすくなります。

投薬補助ツールでつくる、動物と飼い主のポジティブな習慣

投薬補助ツールは単に「薬を隠すためのテクニック」ではなく、動物・飼い主・医療スタッフを結ぶコミュニケーションの手段です。
薬をストレスなく飲ませる工夫を通じて、「薬=嫌なもの」という認識を少しずつ変えていくことができます。
近年では、投薬補助おやつのほかに、投薬補助シリンジ(フィーディングシリンジ)といった便利なツールも登場しています。
先端が柔らかく、口腔内を傷つけにくい形状のため、錠剤や液剤を安全に投与しやすく、特に猫や小型犬など繊細な動物に有効です。
こうしたツールを活用することで、「口を無理にこじ開ける」必要を減らし、穏やかで成功しやすい投薬体験につなげることができます。

飼い主と一緒に、最適な投薬方法を探そう

院内デモと家庭内実践をリンクさせれば、治療コンプライアンスとQOLを同時に高めることができます。
成功体験を重ねるほど投薬は「特別なおやつタイム」へと変わり、信頼関係も深まります。継続可能かつ安全な投薬環境づくりこそ、長期療法の鍵です。

ぜひこうした補助ツールの存在を、飼い主とも共有し、個々の患畜に合った方法を一緒に探してみてください。

*腎臓病・心臓病・食事アレルギーの患畜では、使用する補助食品の原材料や成分に注意が必要です。

Feeding Kit (フィーディングキット)

PE ペティッツ 投薬補助トリーツ ミネラルコントロール

Vets Reco フィーディングサポート(フレークタイプ)

Vets Recoフィーディングサポート 猫用

おくすりちょーだい[キタガワ] 1個(50g)

インプッター [津川洋行]

グリニーズ お薬サポート

ピルガン

フレーバードゥ[ミネルヴァ]

メディボール 犬用 ささみ

メディボール 猫用 サーモン