ひらめきスケッチブック
🌻夏休み明けに注意したいこと 〜子どもの心と体のリズムを整える〜
更新日:2025.8.12

長い夏休みが明けると、子どもたちの生活リズムや気持ちに変化が見られることがあります。楽しかった思い出を胸に登園する子もいれば、少し不安げな表情で保育園の門をくぐる子もいます。そんな夏明けの時期には、大人のさりげないサポートがとても大切です。
生活リズムの再調整をサポート
夏休み中は、どうしても寝る時間や起きる時間、食事のタイミングが不規則になりがちです。登園が再開すると、早寝・早起きが必要になりますが、急な変化は子どもにとってストレスに。まずは無理なく、ゆるやかに「朝ごはん・登園・お昼寝・就寝」のリズムを整えていくことを意識しましょう。おうちでは、「朝起きたらカーテンを開けて太陽を浴びる」など、簡単な習慣を取り入れるだけでも体内時計が整いやすくなります。
「登園しぶり」は成長の一歩
夏休み明けに、登園を嫌がる子が増えるのはよくあることです。これは、家庭での安心感や自由な時間を満喫した後に、集団生活に戻ることへの戸惑いが表れているサインです。そんな時こそ、無理に登園を促すのではなく、子どもの気持ちに共感する声かけが大切です。 「おうちが楽しかったんだね」「久しぶりでちょっとドキドキするよね」と、気持ちを受け止めるだけで、子どもは安心します。
気になる変化があれば、早めに共有を
元気がない、食欲がない、ぼーっとしている、など、ちょっとした変化も夏明けには見られやすくなります。疲れやすさや眠気も、夏の暑さや環境の変化が影響している場合があります。園でも家庭でも、子どもの様子を気にかけ、必要があれば保護者や保育士同士でこまめに情報共有しましょう。
おわりに
幼稚園が大好きだった私は、休み明けにうれしすぎていきなり鼻血を出した事を思い出します。
夏明けは、子どもたちにとって「リスタート」のタイミングです。不安と期待の入り混じったこの時期だからこそ、大人の優しいまなざしと見守りが、子どもの安心感と笑顔につながります。一歩ずつ、またいつもの日常へ戻っていけるよう、みんなで寄り添っていきましょう。